生活クラブは全国に41万人の組合員数を誇る生活協同組合です。
オリジナル品にこだわり、高い支持を得ている生活クラブ。しかし、

というイメージを持っている方も多いのでは。
この記事では、生活クラブはめんどくさいのか?めんどくさくないのか?を、実際に3年以上生活クラブを利用している私が詳しく解説します。
結論としては、生活クラブはめんどくさいと感じる部分が実際あります。
ただ、めんどくささを上回るメリットがあるのも確か。
3分くらいで読めますし、何がめんどくさいかが具体的にわかると思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。
生活クラブがめんどくさいと思われる5つの理由
生活クラブがめんどくさいと思われるのには以下の理由があります。
- 出資金制度がある
- 地域によって配送日時が決まっている
- カタログ・チラシ・注文書が毎週届く
- 保険の勧誘がたまにある
- 理念がちょっと暑苦しい
以下、ひとつずつ解説しますね。
出資金制度がある
おそらく生活クラブにめんどくささを感じる一番のポイントは、出資金の制度ではないでしょうか。



この出資金制度こそが、生活クラブ(とその他生協)が営利企業とは決定的に違う点です。
Oisixやらでぃっしゅぼーやなど、他の食材宅配サービスを利用する際、私たち利用者と会社そのものは全く別物です。
食材宅配サービスは商品を販売し、私たちはそれを購入するだけ。
その企業で事業がどう運営されているかとか、どれだけ利益を上げているかということは、私たち利用者には関係がありません。
しかし生活クラブをはじめとした生協は、みんなが組合員になり、出資金を持ち寄って利用・運営するという組織です。
組合員が主人公で、自分たちで運営をしながら利用する非営利組織が生活クラブをはじめとした生協です。
ちなみに生協(生活協同組合)は全国に570あり、生活クラブはそのうちのひとつです。
なので、そもそも他の食材宅配サービスとは成り立ちが異なり、利用する人もただの消費者ではなく「組合員」という立場。
組合員として利用するには出資が必要なんですね。



生活クラブにおいて利用者は「消費者(ただのユーザー)ではなく組織の一員」なので、まあいろいろめんどくさいのもしょうがないかな~と思います。
ちなみに、出資金は月額1,000円。
毎月の支払時に一緒に引き落とされます。
年間12,000円と考えるとちょっと「うっ…」となる金額ですが、あくまで「出資金」のため、退会時に全額返還されます。



めんどくさいというか、生活クラブの成り立ちがわからないとモヤモヤするのが出資金。
しかし、脱退時には返してもらえるので、実際にはそこまでハードルは高くありません。
地域によって配送日時が決まっている
生活クラブの融通のきかない点のひとつが、地域によって配送日時が決まっていること。
生活クラブで注文したものは運輸会社を介さず、生活クラブの配送車によって配達されます。
地域での配送ルートがすでに決まっているので、配達日は加入の時点で決まってしまって日時指定はできません。
また、再配達もしてくれません。
たとえば配達が金曜日の14時となって、その時間は仕事で家にいられない場合は、冷蔵・冷凍の保冷箱を用意してその中に置いていってもらいます。
地域の生活クラブにより対応は異なりますが、この保冷箱は生活クラブから鍵付きのものをレンタル・購入が可能。



配達に関しては融通はききませんが、やはり営利企業ではないのでしょうがないかと。
不在時に届いて日中置きっぱなしになるのはちょっと…という場合は、運輸会社が届けてくれる他の食材宅配サービスを選んだほうがいいですね。
カタログ・チラシ・注文書が毎週届く
生活クラブに加入すると、毎週カタログ・チラシがどっさり届きます。
なかなかどうして、こればバカにならない量。
紙の注文書も毎回届きますが、私は毎回ネットで注文しているので、まず使いません。
しかし、使わないからといってカタログ・チラシ・注文書の配布を止めてもらうことはできません。



とはいえ、利用者としては毎回毎回けっこうな量の紙ごみがですので、わずらわしいし捨てるのがめんどくさい!
正直、カタログ・チラシ・注文書の配布はどうにかしてほしいですがが、いまのところはどうにもならなさそうです…
保険の勧誘がたまにある
生活クラブはたまーに保険の勧誘の電話がかかってきます。これはちょっとめんどくさいですね。



ただ、よくよく見ると掛金は安いし保障は手厚そうだし、かなり良いのでは?と思いますね。
ペット保険や弁護士費用保険なんてものもあって、バラエティ豊か。
ただ、やっぱり勧誘の電話をかけてくるのはちょっとやめてほしいですね。
理念がちょっと暑苦しい
生活クラブはとても理念がはっきりした団体です。なので、ちょっと暑苦しい・めんどくさいなと感じることがあるかもしれません。
生活クラブは「自分たちの生活をみんなでよりよくしていくこと」を目的として、
- 食の安全
- 国内自給率のアップ
- 有害物質ゼロ
- 原発のない社会
などを行動原則として掲げています。
もちろん誰でも加入できる組織なので、べつに理念がどうとか関係なく、出資金を払って消費材を購入するだけでも問題ありません。



ただ、生活クラブのビジョンはちょくちょくチラシや月刊誌などで示されているので、生活クラブの理念自体に抵抗感があるとやはりつらいかもしれませんね。
私自身はかなり意識が低い人間なので、生活クラブは「おいしいから加入している」程度。
とはいえ、やはりせっかくお金を使うなら、食の安全や環境問題などに対応していて積極的に取り組んでいるところにお金を使いたいという気持ちがあります。



ただ、加入して利用するにあたっては、理念や思想の押し付けは何もないのでご安心を。
ただ、理念やビジョンを「うるさい」と感じる人も中にはいそうです。
生活クラブはめんどくさいこともあるけどメリットも大きい
結論として、生活クラブはめんどくさいと感じる部分もあります。
しかし、それでも組合員が多いのでは、めんどくささを上回る利点がやはり大きいからです。
生活クラブを利用する主なメリットは下記2点です。
- 食品の多くはオリジナル品で他では手に入らない
- 畜産物のおいしさとコスパが段違い
以下、説明しますね。
食品の多くはオリジナル品で他では手に入らない
生活クラブは他の生協とは異なり、取り扱っている食品のほとんどがオリジナル品。
既製品の取り扱いはほとんどありません。
国産原料100%のなたね油やケチャップ、トマトジュースや冷凍食品など、食品添加物は不使用または必要最低限。
またすべて原料にいたるまで、由来が明らかにされています。
安心して食べられて、しかもどの食品もかなりの高品質でおいしいんですよ。
生活クラブのおすすめ品については生活クラブ歴3年の私によるリアルな口コミ!おすすめ品も紹介しますもどうぞ。
畜産物のおいしさとコスパが段違い
生活クラブの食品の中でも、牛乳・牛・豚・鶏肉のおいしさとコストパフォーマンスは頭ひとつ抜けています。



生活クラブのパスチャライズド牛乳は、いわゆる乳臭さのないとてもクリアな味。
どちらかというと苦手だった牛乳のイメージが大きく覆されました。
また生活クラブで取り扱っている平田牧場の豚肉は、スーパーの豚肉とは比較にならないほど脂が甘くて柔らかい!
それでいて、価格はさほど高くなく、日常使いできるお値段です。
食材宅配サービスは他にもたくさんありますが、ここまで牛乳・肉がおいしくてかつ価格が控えめなところはありません。
生活クラブは「めんどくさい」の理由を把握して利用するべし
生活クラブにはめんどくさい側面があるものの、こだわりの安心食材を買える生活クラブの魅力は大きいです。



ただ、「やっぱりめんどくさいのはちょっと…」という場合は他の食材宅配サービスも検討したほうがいいですね。
他の食材宅配サービスについてはガチで推せる食材宅配のおすすめで紹介していますのでどうぞ。